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インフルエンザ

1.病気とその症状

かぜの症状は100種以上の病原体により引き起こされますが、その中でもインフルエンザウイルスによって引き起こされるかぜは症状が激しく、合併症を伴い重症化することが多いのでかぜの王様と言われています。最近、老人ホームで流行が起こり死亡するケースが相次いで報道されましたように高齢者や幼児にとっては非常に危険な感染症です。またインフルエンザは流行の規模が大きく、過去に「スペインかぜ」とか「アジアかぜ」と呼ばれるような大流行を起こし世界で2,000万人以上の犠牲者を出しこともありましたし、2009年に発生し大流行した新型インフルエンザ(H1N1型)は記憶に新しい所です。

インフルエンザウイルスはエイズウイルスほどではありませんが抗原変異を起こしやすいウイルスです。そのため以前に獲得した免疫が役に立たなくなる場合があります。また、鼻や口から侵入したウイルスは体の深部に入らず、上気道の細胞で増殖しただけで症状が出現します。

インフルエンザウイルスに感染しますと、通常2~3日という非常に短い潜伏期の後に急激な発熱とともに咽喉の痛み、咳や痰が出て、軽症の場合は5日から1週間で回復します。時として気管支炎、細菌性肺炎、中耳炎などを併発することが多く、さらに脳症、筋肉炎、心筋炎などを引き起して重症化することがあります。また高齢者においては肺炎に進行して生命を脅かす例がふえてきていますので注意が必要です。

対症療法により症状を軽減することや、合併症を防ぐために抗生物質などを予防的に投与したりしているようですが、このような治療ではインフルエンザは治癒しません。ウイルスの潜伏期が非常に短く感染から発症まで2~3日しかないために、肺などへのウイルスの侵入を予知することが難しく手遅れになることがあります。

インフルエンザはウイルスを含んだ患者の飛沫により感染しますので病原体の侵入を防ぐのは極めて難しく、ウイルスは患者から咳などにより空気中に拡散され、またたく間に感染が拡大されていきます。マスクをしたり手洗いやうがいを励行することが全く効果がないとはいえませんが、感染を防ぎきることはできません。また、高齢者への接種が一部公費負担で実施されています。

2.インフルエンザHA(季節性)ワクチンの効果と副反応

インフルエンザHAワクチンは効果の点でしばしば問題となりますが、その理由の一つにはウイルスが変異を起こしやすく、ワクチンの製造株と流行株の抗原性が合わず、せっかくワクチンを接種しても発症してしまうことがあるためです。

この点を改善するために、現在では次の時期に流行しそうなウイルス株を予測してからワクチンの製造を始める体制をとっています。最近ではさらに、新たな流行株の発生地として知られる中国にも観測点を置いていますので、かなり正確な予測ができるようになってきました。

効果が現れにくいもう一つの理由はインフルエンザ自体の感染発症の機序によります。上記のように、インフルエンザウイルスは上気道の細胞で増殖すると発熱などの症状をただちに誘発するので、この周辺すなわち鼻腔内粘膜や上気道においてワクチン接種により作られた抗体が働かなければなりません。

現在使われている皮下注射によるワクチンの接種方法では血液中に多量の抗体ができますが、鼻腔内粘膜や上気道に滲出する抗体の量が少ないため抗原性の違いがわずかであっても効果がうすれる結果となります。しかし、肺炎などの重症化防止には血中の抗体が直接に働きますので多少抗原性が異なっていても十分に効果を発揮します。

副反応としては接種部位が赤く腫れる程度で、発熱、頭痛などはほとんどありません。

またこのワクチンは卵を用いて製造するため、卵アレルギーの方は注意して接種してください。また卵を食べて発疹や下痢などの病状を経験された方もご注意下さい。

3.ワクチンの製造方法

このワクチン(季節性インフルエンザHAワクチン)は、厚生労働省より毎年指定されるワクチン製造株(ウイルス株)をそれぞれ有精卵の尿膜腔内に接種して培養し、増殖したウイルスを含む尿膜腔液をとり、ゾーナル遠心機を用いた蔗糖密度勾配遠心法により精製濃縮後、エーテルを加えてウイルス粒子を分解してHA画分浮遊液を採取します。これをホルマリンにより不活化した後、各株ウイルスのHAが規定量含まれるよう調整した不活化ワクチンです。

4.対象年齢(標準的な接種年齢)及び用法・用量

    全年齢層

  1. 接種の回数
    1回又は2回接種です。高齢者において1回接種と2回接種でその効果に大きな差はない、とする成績があります。ただし、13歳未満は2回接種となっています。
  2. 2回接種を行う場合の接種間隔
    1~4週の間隔ですが、より高い免疫効果を考慮すると3~4週間おくことが望ましいとされています。
      1歳以上3歳未満 3歳以上13歳未満 13歳以上
    1回目
    及び
    2回目
    0.25mL 0.5mL 0.5mL
  3. 65歳以上の者と一部の60歳以上の者は、定期(第二類)の予防接種の対象者と定められています。

5.Q&A

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